『天井の高い家』~ラプロス流・免許皆伝~

2020.05.17

戸建てへの思いをつらねるこのコーナー。おかげさまで、ラプロスは創立20周年を迎えました。今後も戸建て・マンションの開発と、マンション建替えコンサルタントとしてこれまで以上に頑張ってまいりますので、よろしくお願いします。この勢いで業績もうなぎ登りの天井知らず!とにわかにはいきませんが、天井という言葉がでてきましたので天井のお話。…ちょっと無理やりの導入ですね。

 

天井高は約8尺≒2.4mが一般的な基準

ずいぶん前からですが、某ハウスメーカーの天井の高い家のテレビCMが流れてくるのを見かけます。CM中の夫婦の会話と表情が微妙な空気感を生み出していて、おもしろいですね。

天井の高さは、建築基準法に規定があり、居室の場合は2㍍10㌢以上としなければなりません。居室とはリビング、寝室、子供部屋など、生活や作業のために人が居続ける部屋のことを言います。高さが2㍍10㌢だと、背の高い人なら背伸びすれば天井に手が届くくらいですので、もしこんな部屋だとすると、狭苦しく感じるでしょう。

通常、居室の天井は、2㍍40㌢とされることが多いのですが、これは昔から木造の住宅が尺を基準としてつくられていたことのなごりです。天井高さは約8尺(約2426㍉)でつくられていて、それがメートル法に置き換えられて、2㍍40㌢が一般的なものとなりました。家をつくるときには、壁や天井の建材としてプラスターボードというボードを使います。石膏を9.5~12.5㍉ほどの薄い板状に固め、両側に紙を貼って強化したもので、腐らず燃えず、重量があるので遮音性があり、壁や天井をつくるのに適した材料です。標準サイズは3×6版(サブロク)といわれる、910㍉×1820㍉。つまり今でも尺が使われていて、3尺×6尺、ほぼ畳と同じ大きさです。

 

壁をつくるには、プラスターボードを立てて柱に固定するのですが、長さ1820㍉では床から天井まで届きません。そこで壁用のプラスターボードとして、3×8版(サンパチ)サイズ、つまり910㍉×2420㍉のものがあり、床から天井までの壁をボード1枚でつくることができるので、継ぎ目がなく、作業効率も高く、無駄な半端もでません

ですが、天井高さをもう少し高くしようとすると、プラスターボードを継ぎ足さなければなりません。さらに1階分の高さも高くなるため、構造の柱も長くなり、外壁や断熱材もその分だけ余分に必要となりますので、建築費は割高になってしまいます。そのため、天井高さの標準を2㍍40㌢としている工務店やハウスメーカーが多いようです。

3.8mにもなる解放感あふれる勾配天井の家

ラプロスの戸建て、プロスペリテでも、天井高さは2㍍40㌢を基本としていますが、リビングダイニングはできるだけ2㍍50㌢を確保するようにしています。特に、2階リビングのプランでは、屋根裏まで天井をいっぱいに高くして、勾配天井、つまり天井を斜めにして一番高いところで3㍍80㌢くらいにしています。構造だけでなく、採光のための窓の位置や照明をどのように取り付けるかといったことも考慮しながら天井高さを確保します。ここまで天井が高いと気持ちいいですよ。リビングで紙飛行機を飛ばしたくなります。

このような勾配天井の気持ち良いリビングの家を、数か所つくっております。今すぐご覧いただけるモデルハウスもありますので、興味のある方はぜひご一報ください。